━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆◆ ◆◆ 欠陥住宅を建てないための情報局 Vol.3  ◆◆ ◆◆      ・・・・・・・http://ie.inn.co.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ こんにちは、ウェブマスターkamです 皆さん、間違いのない家づくりは順調ですか? ●欠陥住宅をちょっと考えるコラム お待たせしました。皆さんの声を元に更新いたしました! webマスターkamの「コレは考えなきゃいけないな」という 欠陥住宅関連のコラムです。気軽に見てください。 今回ののコラム ▼土地を買うときに調査しないで買うということは...      10年保証にちょっと、まった! 2001/11/22 先日、当社のサービス業務の受付割合を算出したところ、 地盤調査の受付が全体の3割くらいしかないことがわかり ました(実はあまりオープンにしていない情報なので、 こちらでしかお見せしていないのですが(笑))。施工に 伴う第3者チェックは、おかげさまで当社でもメインの サービスとして多くのお客様からご利用いただいています。 しかし、どうして地盤調査はあまりご利用いただけない のか、私はweb担当者として今まであまり関心がなさ過ぎ たのですが、調べてみました。 最初に、地盤調査のお客様の内訳は、ほとんどが工務店 さんや設計事務所さんでした。しかも、以前は少なかった 依頼がどうしてか近頃とても多くなっていました。いろ いろ調べたところ、意外なところから、これにはちゃんと した理由があることがわかりました。 皆さん、瑕疵(かし=欠陥)保証ってご存知ですか?よく、 10年保証などといわれているもので、引渡し後に建物に 欠陥が生じたときに施工業者が修理をするという保証制度 です。これが、関係していました。まずはこちらの新聞記 事をご覧ください。 住宅品確法で示された瑕疵担保責任の対象構造部分として、 「基礎」は載っているが、「地盤」については、1字も触 れていない。質問してみると「基礎工事は、安全な地盤の 上にしなければならないことが前提になっている」という ことである。従って法律では明文化されていないが、瑕疵 担保責任10年の対象には「地盤」が入る、ということで ある。すなわち、地盤の瑕疵=欠陥によって上物の構造部 分に瑕疵があることが10年以内に分かった時には、地盤 の補強から、構造部分の欠陥を無料で修理しなければなら ないということになる(または、お客が修理しなくてもよ いのでおカネで払って欲しいとなれば修理分の費用を払う ことになる)。その費用は莫大なものになる。<日本住宅 新聞 1053号より> つまり、施工側はしっかりとした家の保証をするためには、 地盤調査をしておかないと後でお客さんに保証しなければ ならなくなってしまうということなのです。 これを見て、私は当社の社長に「それならば、地盤調査の お客様は一般の方ではなく、施工会社だけなのでは?」と 聞いてみたところ、予想しなかった答えが返ってきました。 理由 その1: 瑕疵保証が使えない場合があるため たとえ欠陥があっても無料で直してくれるなら、地盤がた とえ傾いてもイイじゃないかと言われるお客様がいらっり ゃいましたが、この瑕疵保証(10年保証)には、保証でき ない場合も存在するのです。ひとつめに保証期間10年の 間に施工会社が倒産してしまった場合。ふたつめに、当た り前のことですが11年目からは、修繕費用は自己負担に なってしまうということで、住宅が10年で使い捨てとい うもので無い以上、そう簡単に傾いてもらっては困るため にそこまで考える(知っている)一般のお客様からの依頼 があるのです。 理由 その2: 土地を新規購入する場合に財産と考えた土地の価値を見極 めるため 家づくりを土地から探している一般のお客様が、土地物件 を見るときは決まって<駅から何分・何坪・いくら>で見 られるため、その土地にどういう建物が建てられるかや、 まわりにマンションが建ったときにどんな影響があるかを 考慮していないため、不動産屋さんに頼りきるのは危険と のことでした。 なるほど、地盤調査の目的2つを下記にまとめてみました。 これは、kamの意見です。当社で調査を行なうかどうかは 関係ありません。「土地の表面的な部分以外にも、財産と しての地中に眼を向ける」ことをしてみてはいかがでしょ うか? 1 建て替えなどで最初から、土地が決まっている場合 地盤調査でその土地の強いところ、弱いところに合った 基礎工事を施工会社にしてもらう(まっとうな工事会社な ら今はほとんどのところが、当社でなくてもしているよう です)  瑕疵保証(10年保証)していれば、ばっちりですが、 これば無料ではないので注意してください(基本サービス で含まれるというのは、施工代金にその分の費用が乗って いるのです)。 2 これから土地を買う場合 後で問題が起こりそうな土地を買わないために、また、 沈下対策で基礎工事にプラスαの余分な出費を強いられな いために、購入前に調査をし、特に危険な要素(地すべり など)がなければ購入し、調査結果を施工会社に提示すれ ば、そのまま基礎工事の設計の資料としてつかえます(交 渉次第で地盤調査費用分を値引き可能です)。 その外のコラムはこちらから http://ie.inn.co.jp/  TOPページからのリンクになります ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ いつもハウジング・ナビをご覧いただき ありがとうございます このメールの配信を希望されない場合は 返信で件名に「配信希望」と書いてお送りください 以後の配信を停止いたします ●Housing-navi ///////////////////////////////// 欠陥住宅から施主を守る見張り番 株式会社ハウジング・ナビ add 東京都中央区堀留町1-6-5 6F 〒103-0012 url http://ie.inn.co.jp/ ――――――――――――――――――――――――― こちらの文章を許可のなく転記することは固く禁じます。 必要な場合はご連絡ください。